徳増秀樹が予選1位通過

得点率トップの杉山正樹と、2位・中田竜太の直接対決となった7Rは、伏兵・津久井拓也の差し切り勝ち。杉山正はインで残して2着とするも、得点率は3位に後退した。「伸びがいい人が多いので伸びが付くように調整したんですけど、今のレースはそんなに付かなかったし、出足も怪しかった。思い切り漏らしていたし、ターンも全然だった。伸びで行かれる人が多いのでもう少し伸びは欲しいんですけど、難しいですね。Sも今は気持ちが悪かった。一発放ったんですよ。行き足がバラつくんですよね。今節は自信を持って行けてない」とエンジンに関してはさっぱりなコメント。準優は10R1枠に乗艇。2枠には中田がいて、気が抜けない状態だ。

得点率2位には金児隆太が浮上した。4日目は「時間もあったし、勝ち切るためにも伸びを求めた」が、これが見事に大当たり。予選最後の10Rは3コースから鮮やかにまくり勝った。「このエンジン、どっちもきますね。全然伸びる。乗り心地も悪くないし、全体にいい。不満はないです」ときっぱり。どちらかというと伸びはやや良い程度だった22号機から、新しい側面を引き出したか。準優は11R1枠で、黒野元基、杉山貴博、秋元哲ら実力者との勝負に挑む。

得点率1位は徳増秀樹。予選ラストの12Rはイン逃げを決めて、レコードタイム1分47秒3をマークした。「いいと思います。強いて挙げるなら出足がいいかな。追い風だとコーナーのかかりが少し浅いけど、向い風は凄く乗りやすい。ベタならこのままだと思う。スタートは行ける範囲でしっかりと」と話す。曇りで西日に目を奪われることもなかった12R後はご機嫌な様子も見られた徳増。準優は12R1枠。乗れている井上忠政、快速52号機と組む鈴木博が相手になる。