杉山正樹と中田竜太が得点上位に浮上

番組組み合わせ的に予想はされたが、3日目はやはり1枠インが大苦戦。結局逃げたのは2R金山立樹、11R黒野元基、12Rの杉山貴博の3名だけだった。

得点率争いでも上位にやや変動が出て、2日目時点までの首位だった徳増秀樹が12Rで痛恨の5着。「足は悪くないんだけど、とにかく11、12Rは時計が全く見えない。まぶしくて時計が真っ黒になっちゃっててスタートにならないです。これは絶対に書いておいてもらいたいです！」と怒りのコメント。薄暮の難しい水面条件に足をすくわれて、得点率も3位まで後退となってしまった…。

代わりに1、2位に浮上したのが杉山正樹(1位)、中田竜太(2位)となっている。杉山正は道中追い込み戦でうまくまとめる走りを見せているが「きょうは気温が下がった分、ターンの感じは良かったです。ただ行き足から伸びが物足りないですね。そこを考えて調整したのに、今、2番(花本夏樹)に内から伸び返されましたからね。本体にパワーがないんじゃないかなって思えてきたし、今から本体をやってみます」と足には不満そうな表情だ。

逆に中田の方は「ちょこちょこペラをやって、良くなってますよ。どこがって部分はないけど、乗ってる体感も悪くないし、全体に中堅上位くらいあるんじゃないかな。これで上積みがあればいいなって感じですけど。前回のいいイメージに引っ張られてましたね。ガラッと変えて良くなりました」と足色に兆しが見えてきた様子。

杉山正と中田の両名は4日目は7Rで直接対決となる。杉山正が1枠で、中田が5枠と条件は圧倒的に杉山正がいいが、中田はこれを逃がしてしまうと杉山正に無条件でトップ通過を確定されてしまう。出来れば自力突破、もしくは多少でも仕掛けで揺さぶって杉山正の切り崩しを狙いたいところだろう。

準優3個18名のボーダーの方は平均値の6.00付近になりそう。現在18位に金田諭が位置してオンライン。この金田は「(金児隆太と)違いすぎたね。差したと思ったもんね。真横にいたもん。でも、違った。レバー緩めたみたいになっちゃった。(整備して)直線はやられなくなったけど、一瞬の足はまだかな。伸びは(いいエンジン)別物はいるけどまだまし。けど全体にちょっとずつ弱い。(戦える)ギリギリくらいだね」と幾分は初期状態より良くなっているムード。4日目は6R2枠、11R5枠での勝負駆けとなっている。