浜名湖

菊地孝平が万全の仕上がりに大満足/浜名湖ボートレースメモリアル

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準優3番勝負、一番最初に勝ち名乗りを受けたのは新田雄史。ただ「スタートが全然分かってなかった。早いと思わなかったけど…」とコンマ02のスリット通過に驚きの表情。一方、2着の山口剛は「長田(頼宗)選手は放らなければFだったでしょうね」とスタートも道中も冷静に立ち回っての優出に。舟足的にはともに出足系が良く、山口に関しては「伸びも坪井(康晴)さんと一緒ぐらいになったし整備も当たったと思う」と直線系にもここにきて確かな手応えを得ていた様子だった。

続く11Rは平本真之がイン逃げ快勝、前付け策から1M巧ターンを見せた坪井康晴が2番手に浮上したが、2Mを外して白井英治が逆転で2着。坪井にとっては地元大舞台での6強入りを逃す悔しい結果となってしまった。レース後の坪井は「2Mで内に来られそうな気がして、えってなってタイミングが合わなかった」と大魚を逸して痛恨の表情。それでも「4日目から足は良くなっています」と機力的な不安はなく、最終日の地元水面も大いに盛り上げてくれそうだ。

そしてやはり主役はこの人、菊地孝平。準優は片岡雅裕にまくり差しを許すヒヤリとする白星。カドからコンマ02のスタートを決めた片岡に対して、親しみのニュアンスを感じさせる口調の「あのバカヤローが」にピットでは笑い声。「スタートのやり方とか教えてあげたのに…もうあいつとは話しません(笑)」と軽く後輩をいじりつつ、1着という結果にホッとした表情を見せた。

優勝戦1号艇が決まって「もう緊張してます」と現状の気持ちを素直に口にしたが、「足がいいのは一番の安心材料」と、抜群のパワーがその緊張を少し和らげる。具体的にはスリット付近の足には大満足の様子で、出足や乗り心地にも好感触を得ている。仕上がりは万全で「調整はもう何もしません」。あとは常のスタートを決めて、地元Vという最高の結果を出すだけだろう。