ドリーム1stは徳増秀樹が逃げ切り

初日のメインカード「ドリーム1st」は、1枠イン戦の徳増秀樹が逃げ切り白星。スタートは全艇がコンマ20中盤と踏み込みは控えめ。ただ、スリット後の徳増は余裕のある行き足を使って1Mに到達。楽な足場から初動を入れて逃げ切った。徳増は初日は前半3枠戦もさばいて2着の内容。「良くなっている。初日としては満足度は90点。明日もいいかは分からないよ。乗り心地がいいかな。でも、ちょっと反応が鈍い。自分の距離感の問題かもしれない」と課題点は少し残しながらも、仕上がりの順調さには納得の表情だった。

他のドリーム1st組では、2着の杉山正樹も機力に関しては少し不満そうな表情。3着の井上忠政も舟足は「普通」の声。井上と競った阿波勝哉は、前半に転覆を喫して不良航法込みの減点15は痛恨だったが、新ペラ交換しての12R後は「ペラとギヤが変わって、ペラはそのままで行きました。出足はこのままの方が良いですね。でも伸びが欲しいんで、叩いてみてつくかどうかまたやってみます。現状では出足の方が良いです」と意外にも出足系。ただ、スタート展示で握り切った時の雰囲気は少しスリットからもいいムードはあった。2日目は7R6枠での出番。ペラ調整の時間もあり、らしいカマシ足になっている可能性もある。気配は注視したい。

ドリーム戦は2部制で、2日目は「ドリーム2nd」。1枠には中田竜太が構える。初日は大外コースから道中追って3着。「今のは違いましたね。もらった時から足は悪くなかったので、前回の出足と回り足が良くなる感じに叩いたけど、むしろそこの感じが良くなかった。足自体が悪いということはなくて、エンジンは悪くないと思うんですけどね。前検の方がまだ良かった。大きくはやらないと思うけど、調整はやり直します」と、まだ調整途上の状態の様子。それでも地力で押し切ってしまう可能性は高いだろう。ただ、3枠にはパワー機と組む支部先輩の鈴木博が布陣するだけに、こちらの対処は必要になりそうだ。