桐本康臣が破竹の4連勝！

桐本康臣が2日目から破竹の4連勝と、完全に勢いに乗った。「9号機様々です。エンジンが仕上がっていた。スリット近辺がいいし、チルトをマイナスにしたらこの方が乗り心地もいい。台風の影響もありそうだけど、明日はチルトとペラで調整するぐらい」と機力は節イチ級の仕上がりだ。

桐本はアウェーの身ながら、当地でゴールデンウィーク戦を制している。当地賞典レース連続Vへさぞかし気合いが入っているかと思ったが、「いやいや、今節は準優が目標だったので、もう大満足ですよ」と謙虚な言葉。地元のスーパースター池田浩二に遠慮してのコメントかもしれないが、このエンジンパワーは池田も無視できないだろう。

とは言っても、エース池田は得点率トップ独走状態。20号機も実績機らしく上位の足に仕上がっている。「今日はそのままいった。明日、ギヤを見る。点検がてら、どんなもんか。足は問題ないよ」と余裕のポーズだ。

2位は平本真之で、やはり地元トップ選手はしっかり結果を出している。ただ、平本は3日目12Rで機力の甘さを痛感。「出足はいいと思っていたけど、藤田(靖弘)選手の方が全然良かった。スリットで行かれる訳じゃないけど、道中のちぎれなさは向こうの方が出足は大分いい。僕も今日は重たかった。出足だけはしっかりさせておきたい」と、台風8号の影響があるかもしれない荒れ水面への対応を考えていた。

4位・本多宏和、5位・杉山正樹、6位・前田篤哉と得点率上位はドリーム組が形成。現在、ボーダーは5.80で永井源・森竜也・松山将吾が肩を並べている。機力のいい籾山佳岳や、3日目1、2着で急上昇の久田武らが逆転で準優入りを狙う。