中村裕将と神田達也が好調機をゲット！

当地の6日間シリーズは、69周年以来6節ぶり。久々のロングラン決戦だが、さすがGⅢというメンバーが揃ったか。シリーズ主役の期待をかけられたのはドリーム戦1枠指名の齊藤仁。「悪くはないんですが、行き足の体感が良くなかったですね。方向性もはっきりしないが多分回りすぎ。ピット離れには影響はないと思うが…」。前検は歯切れの悪いコメントだったが、そこは齊藤の調整力ならしっかり合わせてくるだろう。まずは初日2走に注目だ。

ドリーム組は正直、あまりいいエンジンを引けなかった。深川真二は、「クソ悪かった。出足が重いとかはこの季節だし仕方ないけれど、直線の音から悪い。回った感じも重さがあった」と言う始末。地元で期待のかかる伊藤誠二も、「回転の上がりが悪く、起こしが来てない感じでSが届いていない」とグチをこぼしていた。

一方でいいエンジンはやはり前検から目立っていた。前節も優勝争いを繰り広げた8・9号機。今、当地で一番を争うエンジンはこの2機だろう。8号機はベテラン中村裕将、9号機は地元の神田達也が手に入れた。「強めって感じ。すごい出ていく感じではないけど。強めの感じはした。2人と合わせて伸びが強かったり、出足が強かったりしたから全体に強め」が中村。神田も、「力はありましたね。エンジンのポテンシャルはある。ちょっと重い。チルトは1.5になっていたから0に下げて行ったけれどまだ重い。バランスは取れていて、班でも少し強めだったと思う」と上々の手応えをつかんだ。