6節連続優出の22号機は茶谷桜がゲット！

今節は5日間のミドルシリーズ。モーターは使用7節目となり、機素性もじわじわとあぶり出されてきている。

大注目の6節連続優出機である22号機は、女子伏兵の茶谷桜がゲット。「この前、もらったお守りのおかげかな？真っ先に引いたら出ました」と笑顔を見せる。手応え自体は「そのまま。乗り心地とかは悪くなかった。周りからは『良い』と言われるけど、そこまでのパワーは感じなかった。ただ、行き足なんかは良かった。スタートを入れるので必死でした(笑い）。伸びは売り切れる感じ。いいエンジンだと言われるし、まずはそのまま乗ってみる。(優出続きのエンジンで)これで私が優出したら本物でしょうね」と、少しまだ半信半疑といった表情。確かにこの22号機、優出は続くがこれまでの乗艇者はすべてがA1級と乗り手に恵まれた側面もある機。実戦での動きを確認したいところ。

もう一基の抜群機、52号機も伏兵の宇野博之が手にした。こちらは伸びに特化したモーターだが、前検の宇野は「そんなに伸びなかったですね。ちょろ伸びくらい。みんなとそんなに変わらないですよ。ターンが重くて、これではレースにならない」と期待はずれという雰囲気。叩き直しも示唆しているので、今節は前操者の坂元浩仁ほどは伸びないかもしれない。 そのほかでは、渡辺千草、小森信雄、山崎聖司、星栄爾、齋藤達希、久保原秀人らがパワー期待値の高いエンジンとコンビ。

初日メインカードの多摩川選抜戦の1枠を託された宮之原輝紀も、割りと素質のありそうな29号機とコンビだが、前検は「感触は良くなかった。握り込みとか手前が来ていない。回転は出ているけれど、その体感がなかった。スタートもしにくい」とマイナス要素を並べるコメント。近況は8連続優出(うち3回優勝)と本格化している地元ホープだけに、どの程度立て直すか？その手腕にも注視したい。