権藤俊光に絶好枠が転がり込んだ！

予選トップ通過の富永正人は、権藤俊光に差されて準優2着。2位通過で、準優12Rの1枠だった福来剛は、勝てば優勝戦1枠という流れだったが、伸び抜群の佐藤大佑と1Mで大競りとなって共倒れ。山口亮が濱本優一に競り勝っての1着で、3連単は10万円超えの大波乱となった。

この結果、権藤の手にファイナル絶好枠が転がり込んだ。優勝候補筆頭だった福来が消え、強伸び仕様の佐藤大もいなくなったなら、比較的落ち着いて立ち回れそう。節の途中から伸びを意識せずに出足、回り足の方向で調整して、レースがしやすくなっているのもいい。スタートにも安定感があるだけに、チャンスをものにして、当地2度目の優勝を決めるか。強敵となるのは「優勝戦では一番いいかも」と仕上がりに自信を持つ山口。富永は準優で2着に敗れたものの、回り足の良さは変わらず。権藤も「富永さんに差してこられると嫌やなぁ」と話していただけに不気味な存在だ。

ダッシュ枠に入ったのは4コースから濱本、山田亮太、森永隆。濱本はレース足は上々だが、「伸びる足ではない」とカドを活かすには少々微妙な仕上がり。山田は序盤こそ抜群の気配だったが、日を追うごとに目立たなくなっているのが気になるところ。「新品リングを入れるかも」と話していただけに、気配には注目したい。6枠でも侮れないのが森永で、出足系統はかなりの仕上がり。6枠で2日連続3着と好走しているだけに、最後も展開があれば絡んできそうだ。