パワフルな動きで山田亮太が勝負駆けに挑む！

3日目はやや穏やかな水面コンディションで、1日を通して安定板が使われることはなかった。ここまで安定した成績で予選を引っ張る存在となっているのが富永正人。オール3連対で得点率首位に立ち、予選最終日は今節2度目の1枠が巡ってくるなど流れがいい。仕上がりも回り足を中心に良好だ。富永を追うのが地元勢で、2位につける桑原将光は出足系統が抜群。4日目は2、1枠とこちらも番組には恵まれており、虎視眈々と逆転トップ通過を狙っている。

佐藤大佑は3勝をマークして3位。「伸びは節一です」とパワフルに仕上げている一方で、3日目後半は起こしがついてこず大敗。「起こしの部分は、正直言って自分でも来るか来ないか分からない。そういうセッティングにしているので、運ですね」と話しており、舟券を買う側からしても厄介だ。ただ、スタートさえ決まれば枠不問で攻められるだけに、4日目は6枠でも一撃は十分にある。山本英志もオール3連対と崩れなくまとめ、佐藤と同率で3位につける。ただ足自体はパッとせず、4日目は「本体も見たい」と整備を示唆していた。

主役の福来剛は3日目1着も、不良航法をとられてポイントは帳消し。得点率11位まで後退した。それでも、安定板が外れて気配は上向き。乗りっぷりの良さを考えれば、問題なく予選は突破してくるはず。

準優進出のボーダー付近には山田亮太の名前がある。こちらは出足、回り足など実戦系が整っていて、動きはパワフル。枠も3、2号艇と手ごろなだけに、ポイントアップで準優入りを目指す。遠征勢では松山将吾や森永隆などの動きが良く、ボーダー下から逆転で予選突破の可能性を残す。