中野次郎がまずまずの手応え！

正直、ドリームメンバーが引いたエンジンは低調機。そんな中で、どれが一番いいかと問われれば、中野次郎の2連対率36％の30号機だろう。その中野は、ドリーム組で行われたS特訓でも若干優勢模様。「ペラは叩いて行った。足は悪くないし、むしろ少しいいぐらい。S特訓は深い進入からでも、伸びられていない。乗り心地の体感は軽い感じ。ペラの調整をする」と中野もまずまずの手応えをつかんだ様子。GIを走れないなら一般戦で稼ぐしかない現況。一般戦4連続優出の後も前節はSGで優出5着とリズムはいい。当然、今節の優勝候補筆頭だ。

ドリーム組では中野に次いで好ムードは向後龍一。「悪くはなかった。むしろ気持ち余裕はあった。ペラが自分の好みの形とは違うけど、一回これで走る」なら楽しみ十分か。一方で村上純・近江翔吾が厳しい表情。「力強さがない。乗り心地が悪いとか、操縦不能ってことはないけど、行き足から全体に力強さがなかった。出てはいないですね。エンジンだと思うけど、そこは仕方ない」が村上。近江に至っては、「ヤバいですね。しっかりと下がっていた。Sは届いていたけど、そこから下がるので意味がない。いいところは全くない。整備も色々とやってあるし、どうしようか…」と思案に暮れていた。

実績エンジンは揃って予選組に手渡った。エース8号機は地元の吉田慎二郎がゲット。「回転の上がりは悪いけど、今まで乗ってきた中では感じはいい。やっといいエンジンを引きましたね」とニッコリ。近況連続優出中の9号機は松下直也の手に。「エンジンは良さそうですね。伸び中心にいい。ターンも重たいなりに悪くはない。乗り心地は良かった。班の中でも出ていったし、伸びはいいと思う」と前節トップ級の動きをそのまま受け継いだか。他では小川知行、後藤孝義、堤昇らが好ムード。