地元勢は4人が予選突破！

地元からは4人が予選突破を果たした。中でもしびれるレースを見せたのが平本真之。鬼足の上田龍星のまくりを止め、返す刀で吉川元浩をまくり差した。この白星が実に大きく、予選3位通過で準優1枠獲りに成功した。「悪くないとは思っているが、今日(4日目)は外していました。道中に違和感があったし、よく分からなかった。昨日(3日目)の方が押しはありました。2日目前半がグリップしていていい状態だったので、そこに持っていきたい。風とか気圧、天気を見ながらの調整ですね」と。状態的に万全ではなくてあのレース、さすが平本と改めて驚かされた。これで調整の方向性も定まったし、準優はよりいい状態で臨めるだろう。

磯部誠も予選ラストは逃げ1着も、4位通過で準優は2号艇。師匠・平本と直接対決の構図となった。「目立つ特徴はないが、バランスは取れている。今日(4日目)でベースはしっかりできたと思う。好きな行き足ではないが、Sしづらいってことはない。地元でしっかりワンツー決めたい」と気合い十分の様子。

記念初Vを狙う杉山正樹と岩瀬裕亮も仕上がりに不安はない。杉山は「3日目の後半は伸びを求めてズレていたけど、またいい状態に戻りました。(馬場)貴也にもバックで来られなかったし、ターン回りもしっかりしている。バランス型で普通よりあるし、乗りやすさもある。ターンがいいのでしっかりレース出来ますね」と。岩瀬は、「今日(4日目)は良かった。今節で一番です。昨日(3日目)まではターンのスムーズさがなかったけど、今日はスムーズだったし押しもありました。エンジン自体は伸び型だと思うが、今はバランスが取れて出足系になっている。自分のイメージに近い仕上がりで、やっとこのエンジンの良さが出てきた感じ。Sしても回転の上がりが良くスリット近辺で加速していく感じ。準優でも勝負になる。Sは無理できないが、今節は割と集中できている。最近はGIにあまり乗ってないが、今回は地元ですし、ここからが勝負」と。さあ、ここから何人が優勝戦に名前を連ねてくるか？