金子萌が準完全Vに王手！

優勝戦のメンバー6人が出揃った。1号艇は金子萌。6戦5勝で準完全Vに王手をかけた。「ギリギリまでペラ叩いて準優は良かった。今は伸びは普通で、グリップやターンの押しがいい。回り足一本の感じです」と伸び型からキッチリ自分好みの足へとシフト。「人がどうこうじゃなく、自分の仕事をするだけ」と最後はイン先マイに集中する。

その金子以上に気合いが入っているのが地元のホープ前田翔だ。「今節は優勝するつもりで来た」と初日に話していたが、ひとまず初優勝の権利は獲得した。機力的には中堅に映るが、「準優はいい状態。舟が返ってくるし、乗り心地も問題はない」と強気なコメント。優勝戦メンバーを見て、「イメージは張って差し。上をいくことはない」と作戦を口にした。

4号艇になったことで坂口周も思案顔になる。「準優は出足型でそこは満足してる。ただ、優勝戦は外枠だし、行き足から伸びを求めてやってみる。向い風になりそうだし…」と。一発狙いのセッティングも用意するが、それを活かせるかどうかはS次第になる。今節は休み明けで、「リハビリ」とも言っていた坂口。優勝戦に乗ったことで欲が出てくるようなら怖い存在だが果たして…。