金子萌が調整成功で予選トップの座を守った！

連勝こそ3でストップした金子萌だが、予選トップの座はしっかりと守った。序盤こそ伸び一辺倒だった足色も、徐々に金子向きの仕上がりになってきた。「自分の形に叩いて伸びは普通ぐらい。グリップとターン出口の返りが良く、押し感もある」と本人も納得のコメント。この足ならイン戦に不安はないだろう。

2位は山田亮太。「出てます。行き足がいいし、舟も返ってくる。常滑はいつも悪いエンジンばかりでいっぱい仕事してきた。エンジンがいいと楽ですね」と機力はトップ級と見ていい。

3位の前田翔は今節、地元で初Vを狙っており気合い十分。「乗り心地が怪しい。足は普通ぐらいで、合えばいいと思うんだけど…」と機力よりも気持ちで取れている印象だ。

予選ラストでカドまくり1着だった坪井康晴だが、不良航法を取られて準優は4枠まで下げた。「今はSで前にいってたから。足は中堅ですよ」とまだまだ上積みは欲しい。ここに来て上積みが感じられたのは準優2枠トリオ。「足は全体的に強め。乗り心地がもう少し来れば…」と平田健之佑は完調一歩手前か。渡邉英児は、「チルトマイナスに下げてペラ叩いたら出足がすごく良くなった」と2コース向きの仕上がりに。坂口周も、「ペラ調整で日に日に良くなってる。出足が良くて回った感じがいい」と笑顔が見られた。