伏兵の土性雅也が初日連勝発進！

初日は7R以降に安定板を装着。11Rからは周回短縮となったが、12R直前から風が更に強まり、潮の流れとぶつかり合う荒れ水面に。回復の見込みが立たず、中止打ち切りとなった。

12Rの絶好枠で人気を集めていた地元・若林将は「残念だけど、仕方ないですね」と苦笑い。初日は1走もせずに終えただけに、気配は未知数。末永由楽も同様に、レースをすることなく終えた。ペラは「少し叩いた」そうだが、今節は前検のスタート練習も中止になっており、他との比較はまったく把握できていない様子。レースをした選手の多くは調整の方向性を定めているだけに、不利な状況に立たされている。

主力勢では杉山裕也が初戦で1着。同じレースで戦った選手からは「杉山選手が良かった」という評価が出ていた。鶴本崇文は無難に2着発進。「行き足系統はまずまず」と話しており、しっかりとレースができる状態になっている。永井源は1走目でペラはそのまま、チルトを2度にして挑むも「まったく伸びる感じがなかった」と微妙な表情。しかも「スタートがしづらかった」といいところなし。レース後は少しだけペラを叩いたそうで、これがいい方向へ出ればいいが。

初日に連勝を決めたのは伏兵の土性雅也。直線で出ていくなど目立った足ではないが、握って回った時のかかり、舟の返りなどは良かった。当地では伸び特化型にして挑む佐藤謙史朗、田中宏樹の福岡コンビは直線気配が強め。ともに好結果で初日を終えており、2日目以降も活躍しそうな雰囲気だ。