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GⅢ「第17回アサヒビールカップ」は27日、最終12Rで優勝戦が行われた。冷え込んだ序盤から比べると10℃近く気温も上がり、小春日和で迎えたファイナル。
白井英治は初日ドリームを1着で通算2000勝を達成し、予選トップ通過から堂々の1枠優出を果たしたが、進入から怪しい雲行きだった。展示は12356カド4で鳥居塚孝博の単騎だったが、本番は1235カド46の4対2でスリットラインへ正対。5カドとなった鳥居塚がここぞとばかりにコンマ13のトップSから豪快なまくりを敢行。負けられない白井も応戦したが、引き波に沈んだ。抵抗にあった分、鳥居塚のターンはやや膨らみ、その隙を突いたのがマーク位置となった伊藤誠二。絶好の展開を逃さずに突き抜けた。道中で巧みなさばきを見せた今井貴士と間嶋仁志が2、3着に入線し、2連単、3連単だけでなく、3連複も万舟券の大波乱。2連単6-2は10,850円(22番人気)、3連単6-2-5は169,170円(114番人気)で決着した。
直前の東海地区選で2004年7月以来のGI優出を果たしていた伊藤が、2018年10月以来となる久々の優勝を飾った。当地では前節の枝尾賢に続き、2節連続で6号艇が優勝。普段はシード番組が多くてインの強いレース場だが、それがなければどこからでも勝負になる水面であることを改めて確認させられる結果となった。
現役レーサーの大山千広のインタビューコラムです。レースのことやプライベートについて自由度高めでお届けします。
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