徳増秀樹が得点率トップを堅守！

予選最終日は強い追い風が吹き、2Rから安定板装着、8Rからは周回短縮で行われた。徳増秀樹は予選最終日を連勝で締めて、文句なしのシリーズリーダーとなった。仕上がりも良好で、特に予選ラストでは力強いターン回りを発揮してまくり差し快勝。「グリップを求めて、そこは良かったですね。しっかりインを取りきってSに集中です」と優勝戦の絶好枠獲得へ意気込みを語った。

2位通過は秋山直之。「安定板が付いても変わっていないです。バランスが取れて中堅です」といつも通りのコメントだが、荒れ水面でも秋山らしい高速ターンを見せている。準優最後の1枠は上平真二真が手にした。「安定板が付いてもチルトを跳ねて、ペラの微調整をした程度。変わらず回ってからの押しがいいし、悪くないですね」と完調の域に入っている。

その他の準優メンバーで注目したいのは齋藤勇、芝田浩治、佐口達也の4号艇トリオ。齋藤は「安定板が付いて更に良くなった。ピット離れから良かったです。ここまでノーハンマー。準優ももちろんノーハンマーで行くよ」と4号機に全幅の信頼を置いている。富山弘幸が抜けた今、齋藤が節イチの可能性があるぐらい動いている。

芝田はテクと気配を考えると少々、物足りない成績だ。それでも「安定板が付いたけど、問題なかった。足はずっと全体にいい。行き足とかも悪くないよ」と話すだけに、準優でも期待したい。

佐口も気配はいい。前半は花田和明、村松修二を抑えて押し切ると、後半も道中の舟足が目立った。「回ってからの押しは安定板が付いてもいいですね。エンジンはいいと思いますよ」と手応えを得ている。準優は平尾崇典の一つ外とあって、展開も向きそうだ。

なお、富山は家事都合により5、9Rを欠場して途中帰郷となった。