上平真二が豪快なまくりでドリーム戦を制す！

初日は強い追い風が吹き、8Rから安定板を装着。荒れ水面もあり、波乱やアクシデントが続出した。

1Rは事故艇が出たこともあり、3連単は10万超、2Rも2万超と高配当決着でスタート。そして、4Rはドリーム組の杉山裕也がFに散り、主役の一人が早くもV戦線から離脱した。暗雲が垂れ込めたが、その他のドリーム組はさすがの走りを見せた。上平真二、平尾崇典、秋山直之は道中逆転劇を披露すると、徳増秀樹は強風吹く中でビシッとSを決めてカド一撃。村松修二は鮮やかにまくり差した。

予選組では澤崎雄哉の動きが目立った。舟足的には平凡だったが、荒れ水面でも果敢なターンを繰り出して1、2着にまとめた。「足的には中堅で一速、二速が足りない感じです。それでも自分がこの着なので、160点です」と澤崎自身もレース内容には大満足していた。外崎悟も気配面では中堅クラスだが、S、ターンに切れがあり、1、3着にまとめた。

48号機を駆る富山弘幸はエース機のパワーを味方に2、1着。初戦は秋山に道中逆転を許したが、後半は好機の芝田浩治を相手にまくり差し快勝した。「やっぱり出ているね。バックはグイグイ追いついた」とエース機のパワーを称賛した。前検で好感触を得ていた石川哲秀は2着2本の好発進。「ターン回りはいいと思います。伸びもいい人はいるけど、下がることはないです」とターン回り系統は高いレベルにある。

メインの12Rドリーム戦は3号艇の上平が豪快まくりを決めて快勝。舟足については「握って回れたので、良くなっているのかな。ただ、展示タイムが出ていないことが気になります」と調整途上か。一方で、好枠の徳増は2着に敗れたが、「大事に回り過ぎました。ただ、足は悪くないです。前半はのぞく感じもありました」と気配は悪くなかった。