激戦を制した小池修平が今年4回目の優勝！！

優勝戦メンバーの中では、4枠の高倉和士が朝から整備に着手。リング交換や細かい作業を行って上積みを図った。6枠の上田龍星はチルトをはねて伸び仕様に。板橋侑我は5コースから展開を突けるようにバランス型にペラを叩き変えた。ダッシュ枠の3人はそれぞれ作業を行っていたが、準優1着の3人は比較的のんびりと過ごしていた。

優勝戦はスタート展示から動きはなく、枠なり3対3。本番では6コースの上田だけスタートで後手を踏んだが、2から5コースの4人は0台のスタート。インの野中一平もコンマ12で先マイに成功したが、ターンが流れて小池修平と澤田尚也の差しを許した。バックでは小池と澤田が艇を並べて2Mへ。ここで両者が競り合う展開となって、外から鋭く差した野中が逆転。しかし、澤田を競り落とした小池が野中の外を伸びるような形で二周1Mへと向かい、今度は好枠両者で競る形に。全速握った小池のターンは流れ気味になったが、野中がターンマークに激突して大きく後退。ここで小池が単独首位となった。1周2Mで澤田をかわしていた板橋が繰り上がる形で2番手へ浮上。澤田は失速していた野中が邪魔になり、圏外にいた上田が3番手へと進出。追いすがる澤田を3周1Mでさばいて、3着を確保した。高倉は終始見せ場なく5着。野中は最下位でゴールした。

勝った小池は今年4回目の優勝で通算では7回目、当地は初Vとなった。低調機シリーズだった今節の中では、小池が手にしていた37号機は優秀なモーターで、前検からパワー優勢。転覆で一旦は足落ちしたが、的確なシャフト交換でパワーを蘇らせ、きっちり結果を出した。やはりこのクラスでは実力上位。勢いもあり、9月のGIヤングダービーでも楽しみな存在となる。