若松
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山田和佐がイン小回りで初優出初優勝!!
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6日間開催の「山口シネマカップ」は優勝戦が行われ、山田和佐がインから見事な小回りターンと超抜15号機のパワー発揮でデビュー4年目にして初優出初優勝。今年は3月平和島での森世里に続く2人目の快挙達成となった。
1Rから吹き荒れた追い風は優勝戦が一番強かったかも。安定板が着くかどうかギリギリの6メートル。本来ならインが逃げるのがもっとも難しい水面状況だった。
枠なり3対3の進入からダッシュ勢3人がコンマ0台の踏み込みで、4カド江夏満が内3艇を一気に飲み込んだ。普通の水面ならそのまま江夏か差した浦田晃嗣の優勝だったかもしれない。しかし、江夏は強い追い風に負けてターンマークを大きく外したうえ、ターンそのものも大きく流れてしまった。
イン山田は本当に冷静だった。完全にまくられて抵抗もできない状況から、ターンマークだけを見てきっちり小回り。江夏が流れても浦田の鋭い差しは決まりかけていたが、ターン直後に四天王15号機の超抜パワーがさく裂。ボートがギリギリ浦田にかかり、そこからのバックの足で一気に浦田を捕まえ、初優勝をかけた2人の争いはパワーに勝る山田に軍配が上がった。浦田は前走地の戸田に続いて2節連続の悔しい準優勝になった。
山田に初優勝をプレゼントした15号機は2月に中間整備が入ってお化けになったエース機四天王のひとつ。2節後に開催されるSGオールスターでも優勝候補筆頭エンジンと言っても過言ではない。