優勝戦の絶好枠は田中和也！

5日目は準優3個レースが争われた。レースは得点トップの田中和也こそ逃げ切ってみせたが、他2戦はやや波乱の流れ。ファイナル1枠には田中が進出となった。

準優10Rは進入は亀本勇樹が動きを見せて乱れた。1256/34。スタート展示では枠を守った山崎哲司だったが、ここは頭脳プレー。5カドに引いてまくり一撃の攻めで1Mを制圧。準優11Rはダッシュ勢に際立つ仕掛け艇なくスローペース。最内からあっさり田中和也先マイ…逃げ成功。準優12Rはイン中岡正彦はさすがのスタートでインからコンマ02。ただジカ外の丸野一樹もコンマ05と仕掛け合いになるが、中岡を撃破した。

明日の優勝戦。そうスタートが早いというタイプではない1枠の田中だが、イン戦精度は比較的高め。ただ機力は「ちょっと伸び負けるし…」と中上くらいの仕上がりだ。完全に舟券から消えるというムードではないが、外の仕掛けに抵抗すると単絶対という印象ではない。逃げ確率はそこそこ程度とみたい。

怖いのは丸野だろう。今節は2コースから差しとまくりで2勝をマーク。ターン足がかなりパワーアップしており、ここの決め手が田中の一番の脅威となるか。山崎はターン足はまずまずだが…速攻まくり一撃というほどの足ではない。勝つなら仕掛けで圧力をかけてのまくり差し。中岡は伸びはいいし4カドなら絞り込みも魅力だが、ただジカ内もスタート力のある山崎だけに、カマシ切るという予想は難しいか。ここも圧力を与えて切り込む手。

穴としては山崎より濃い目の絵図が描けそうな気配。葛原大陽と河合三弘は、中岡がゴリゴリに仕掛けてくれる展開なら切込み出番だ。