当地好相性の田中孝明が抜群の気配！

前検日はホーム向い風。当地はもともと回転が上がりづらい事もあって、握り込みの鈍さやスタートが届かない事を気にする選手も見受けられた。

最高勝率機を手にした山地正樹も「向い風やし、Sが分からん」と。ただエンジンパワーに関しては納得してそうで、時折り笑みを浮かべるなど表情は柔らかかった。

一方、ドリーム戦の絶好枠に指名された川崎智幸は「スタートして下がっていた」と厳しい表情。特訓後はすぐに作業に取りかかっており、底上げが急務といったところ。

前節、吉永則雄が噴いていた4号機を手にしたのは一瀬明。こちらは特訓前に「いいエンジンならあまり触らないほうがいいね」と言っていたが、「微調整だけ」と手応えも感じたようだ。主力どころでは作間章も「欠点っていうところはないし、不満はないです」と上々の手応えだった。

抜群に良さそうだったのは「かなり良さそう。全部良くて、特にスリット付近で余裕を感じました」と話した田中孝明。当地では優出経験もあり、狙ってみる価値はありそうだ。

小山勉は2連対率が10％台のエンジンを引いたが、中間整備でほとんどの部品が換わっていた。「劇的に変わってると思います。スリット付近で両隣よりも良かった」と低勝率機とは思えぬ動きに笑顔。こちらも当地との相性は良く、注目したいひとりだ。