初日ドリーム戦は川崎智幸が押し切り！

前検日と近い気象条件で開幕。1、4Rでは静岡支部の新人選手である石原光、鈴木慶太がデビュー戦を飾った。ともに、プロになってからの出だしは6着となったが、石原は「新人らしく握って回りたいです」、鈴木は「内の動きもしっかり見ないとダメですね」と今後の課題は明確になっているようだ。

先輩の意地を見せたのは1、3着の好発進を決めた渥美卓郎。「めずらしく、早く正解がでましたね」と力強い舟足。2日目も先輩としてかっこいい姿を見せる。

初日に好パワーを見せたのは加藤知弘、森貴洋、井川大作。加藤は、格上の川崎智幸がいながらも逃げを決めた。「ペラはだいぶ叩きました。出足、行き足がいいです」と伸び型だった17号機を見事に自分のスタイルへシフトチェンジさせた。前節優勝機の森は「試運転から全体に強めです」と前節からの好パワーを継承している。

井川は3、1着と幸先のいいスタート。特に白星を挙げた2走目は3カドからジワリと伸びると1Mはまくり差しに化して1着。「後半は回り足が良くなっていました」と好感触をアピールした。

メインの12Rドリーム戦は4カドの下出卓矢は絞り切れるまでは伸びず、イン川崎が先マイを決めて逃げ切った。1M柔軟にツケマイへと切り替えた松崎祐太朗が2着。道中、渡邊雄一郎に競り勝った興津藍が3着に入った。

川崎はドリーム戦を制し、初日2、1着としたが、「エンジンは悪くないけど、まだ上積みは出来そうだし、気に入ってはいない」と納得している様子はない。妥協のない調整で快速機に仕上げるか。