馬袋義則が予選首位争いを制す！

馬袋義則と石川真二によるシリーズリーダーをかけた激しい戦いは、予選最終日を連勝で締めた馬袋が制した。2日目はトーンダウンしていたが、後半の行き足やターン回りは軽快で気配は復活。逆に石川は前半こそ大外枠からでも強烈なピット離れを披露してイン奪取に成功したが、後半は「回転が足りなかった」とピット離れで飛ばず。枠なりの発進となり、3着で予選を終えた。また、3位には西山貴浩が入った。

地元勢で唯一、予選をクリアしたのは加藤翔。予選ラストのイン戦では「あとコンマ05早ければ」と悔しいS遅れもあって4着だったが、ぎりぎり18番目に滑り込んだ。「スリットから追いついたし、足はいいです」と舟足はいいだけに、優出のチャンスは十分ある。

序盤の大敗から松村敏が1、1、2着と巻き返し、得点率13位で予選を突破。「5枠ならチャンスはあります。ダッシュのスタートも大丈夫です」と、ダッシュを乗せて鋭く切り込む。

若手の溝口海義也はレースっぷりの良さが光る。準優は大外発進になりそうだが、「全体にいい。レースがしやすい」なら注目したい。

3日目12Rはインの荻野裕介が逃げ切ったと思われたが、1周2Mで引き波にひっかかり失速して5着。「吸水した可能性もあるけど、足落ちはないと思う」なら、この悔しさは準優で晴らす。