馬袋義則が初日唯一の連勝発進！

初日は穏やかな水面コンディションで行われたが、逃げが4本のみとイン受難の日となった。イン逃げを決めた選手の中でも、齊藤優は「展開があれば突き抜けることが出来るし、足はいいですよ」と低調なパフォーマンスが続く2号機に、確かな感触を得ていた。

初日、唯一の連勝発進を飾ったのは馬袋義則。初戦はまくり差し、ドリーム戦は差して先マイしたイン石川真二をBSで捕まえた。「試運転ではそれほどだけど、レースでは押している感じがありました」と笑みを見せる。連勝はもちろん、大外枠で結果を出したことは大きいだろう。

他のドリーム組では、荻野裕介が前検からの好気配をキープしている。逆に前検でイマイチだった西山貴浩は上積みに成功。SG、GIを主戦場としているだけに、流石の調整力だ。荻野からも「西山の方が良かったですね」という言葉が聞かれた。

予選組では当地巧者の星野太郎が目を引いた。初戦は大外から見せ場なく5着だったが、後半はまくり差しを決めてシリーズ初白星。「初戦はいつものペラの形に叩いて良くなかった。後半は浜名湖でいい時の形に叩いて、足はいいですね。少し滑るけど、慣れる方が良さそう」と。矢後剛も道中で逆転するなど、舟足はパワーアップしている。

伏兵では小林晋が8Rで石川がまくって出来た展開を捉え、白星をゲット。3連単は48020円と高配の使者となった。使用した2節の動きは一息の49号機だが、直線を中心に悪くなさそうだ。