ボートレース浜名湖

浜名湖

上平真二が差して今年初優勝!!

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「日本財団会長杯」は13日、優勝戦が行われた。今節は強風が勝負の明暗を分けた。4日目の予選最終日は6Rを終えたところで中止打ち切り、その6Rでは準優1枠を狙える位置にいた小林泰がバックストレッチで風にあおられ転覆、負傷のため帰郷。さらに予選首位争いの一角だった西村拓也は「安定板と風でターン回りが良くなかった」と、予選3位で何とか準優1枠を獲得したが、不完全燃焼の一戦だった。予選最終日を戦わずして予選1、2位とした小野達哉上平真二、さらに西村の準優1号艇は、絶好の水面コンディションも味方にイン逃げ3連発。予選トップの小野がポールポジションを得た。

最終日は4日目と同様に北西の風が強く、1Rから安定板を装着。追い風で内枠有利の展開が続いた。結局、優勝戦も安定板は取り外されず、夕闇迫る中でピットアウト。スタート展示では5号艇の石野貴之がスローの4コースに入り、1235カド46だったが、本番のピット離れは全艇互角で枠なり3対3となった。トップスタートはインの小野でコンマ16、他はコンマ21~30でスリットから小野が優勢に運び、1M先マイしたが、ターンマークに寄りすぎたのか、風に押されたのか、2、3コースの上平と西村に差し場を与えてしまい、バックストレッチではすかさず上平が一番差しの利を生かして抜け出した。西村と小野はラップ状態だったが、2Mは西村が内有利に先取り。「節一」と自信を持つ機力でも、小野は先行艇を捕らえることはできず、当地初優勝は夢と消えた。2連単2-3、4770円は12番人気。3連単2-3-1、12870円は36番人気。上平はこれが今年初、当地5度目、通算で58度目の優勝。

今節は「出ている人はいる」と言いながらも、ピットでのふるまいは泰然自若としており、レースではそつなくさばいて連日舟券に貢献。昨年、24場制覇の偉業を達成したVハンターが、春の訪れとともに本領を発揮した。