小野達哉と千葉真弥が快速をキープ！

「日本財団会長杯」は3日目が終了。今節は天候が日替わりで、3日目は昼前に雨が降り始め、中盤戦を迎えると水面を叩く音が鳴り響くほど強く降った。気圧低下もあり、回転不足を訴える選手が激増したが、小野達哉と千葉真弥は快速をキープ。いずれも直線の力感は十分。小野は3日連続で白星を挙げれば、千葉は2Rのイン戦を制して笑顔を見せた。小野はここまでノーハンマー。「直線に関しては言うことない」と自信を持つが、「重くてターン回りに影響がありましたね」と2日目から回り足に不安を抱えている。「そろそろペラを叩くか、チルトで対応するか、考えます」と、完璧な仕上がりを求めて思考を巡らせる。千葉は連日ペラを調整しているようで、「日によっていい部分と悪い部分が出ている」と手探り状態。それでも、後半12Rでは1M展開を捕らえられず後方に回ったものの、道中は先行する飯島昌弘をかわして4着まで押し上げており、レース足の良さも垣間見える。

3日目終了時点で得点率は10位(7.00)につけており、機力を発揮して準優好枠を目指す。地元勢では板橋侑我も奮闘。8Rはイン速攻で人気に応え、「3ヶ月ぶりのイン逃げで気持ちよかった」と、近況不振の鬱憤を晴らして笑顔が弾ける。「今節は回し系で調整しているので、回り足がいいですね」と操作系に自信を持つ。4日目は3、12Rの2回乗り。得点率は14位タイ(6.40)で準優勝負がかかっており、強敵撃破の期待も高まる。

なお、石塚久也は病気(腰痛)のために3日目後半レースを欠場し、途中帰郷となった。