4勝マークの濱野谷憲吾が予選トップ通過！

「中日新聞東海本社杯」は3日間の予選が終了した。終始、向い風が吹いていたが、2日目ほど水面に影響はなく、銘柄級の選手は持ち味を存分に発揮。結果、ボーダーは6.20で予選はハイレベルな戦いとなった。

トップは最多の4勝をマークした濱野谷憲吾。出足、回り足を中心に好機力を維持し、盤石のハンドルさばきを披露した。「行き足がいいので(1Mまでに)余裕があるし、バックの伸びも良かった」と、バランス良く上積みしており、名実ともに今節のナンバーワンといえる。

2位は伊藤誠二。「今節はノーハンマー」とレースに集中し、3日目は連勝と好調の波に乗る。「出足が良くて行きたい所に行けるし、伸びも悪くない。今の気温にエンジンが合っている感じなので、このままでもいいくらい」と17号機を信頼する。

エンジンパワーで注目したいのは河野大と中村有裕だ。河野は3日目は3着2本だったが、1Mで後手に回りながらも道中の追い上げが素晴らしかった。「ターンで失敗しているから普通は抜けない。あんなに押してくれるとは思いませんでした。回った後の立ち上がりがすごくいい」と出足に自信を持つ。「競って強い足ですよ」と言うなら、準優も好勝負を演じよう。中村は12R1回乗りで3着だったが、道中の足に余裕が感じられ「いいレースができたし、仕上がりとしてはまあまあですよ」と笑顔を見せた。「いい人はいるから中の上だと思う」と、上位宣言はなかったが、「あとはペラを合わせるだけ」と納得の域に達している。