地元の新藤哲三が好気配をアピール！

「中日新聞東海本社杯」は2日目が終了した。初日と同じく気温は20度前後であったが、強い南風が吹き続け、体感温度は明らかに下がっていた。競走水面は向い風だが、強力に伸びる艇は見られず、内有利の展開が多かった。

外枠で見せ場を作ったのは地元の新藤哲三だ。5号艇での出走だった2Rでは進入でひとつ内に入って4コース発進。すぐ内の都築正治が強まくりに出ると、1Mは鋭くまくり差してバックストレッチで一気に抜け出した。初下ろしから好気配を見せている28号機の力を改めてアピールし、「足合わせは少しずつ良かったし、レースに行っても悪くない」と好感触を得ている。

得点率は7.00で12位タイ。ボーダーは6.75とハイレベルだけに、3日目は勝負駆けとなる。「気温が上がるとペラがズレてしまうので、しっかり合わせないといけない」と、レース後はペラ小屋に直行。地元での予選突破へ調整にぬかりはない。

得点率トップは濱野谷憲吾。今節の主役らしく、的確なハンドルさばきで4戦3勝の活躍だ。「足は日増しに良くなっていますよ」と状態も右肩上がり。「後半の10Rでは回り足も良かったね」と生命線のターン回りも整えたなら、このままVロードを突っ走りそうだ。