ドリーム組の伊藤誠二が前検好感触！

今節は「中日新聞東海本社杯」、5日間の準優制で行われる。前節の最終日では16度だった気温が、前検日は20度をはるかに超えて夏を思わせるような暑さだった。これでは「回ってない」、「重い」との声が続出するのも無理はない。前節活発に動いたエンジンでも「ペラが合ってないよね」と、回転調整の必要性を訴える選手が多かった。

そんな中で「回ってる」と言ったのは桑島和宏。2節前の初おろしシリーズ以来、現行モーターで早くも2度目の参戦だ。前回は優出5着の成績を残したが、「回りすぎているからスタートが決まらないし、トルクがなくてかかりが良くない」と不満を口にした。「これはしっかりペラで合わせないといけませんね」と、余裕が感じられた前回とは一転して、慌ただしい5日間となりそうだ。

ドリーム組では伊藤誠二が好感触。「重くなかったし、スタートも早く感じた。前検日に回ってる感じならいい傾向ですよ」とニッコリ。一方で濱野谷憲吾は「前操者の陶山(秀徳)さんが良かったらしいけど、重くて体感が良くなかったね」と首をかしげる。「班で一緒くらいだけど、ペラを見てみます」と特訓を終えるとペラ小屋に直行。今節は調整手腕の見せ所だ。

前節の杉山裕也は優勝を逃したものの、出足、行き足は抜群に仕上がっていた19号機。今節は地元の今坂晃広の手に渡って、より一層の期待が高まる。「目立つというところはなかった」とはいえ、「力強さを感じています」と言うなら、今節も活躍必至とみる。