
浜名湖
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朝から雨が降り、気温は1Rの時点で17度。回転が上がりづらい状況で、4Rからは安定板が装着された。回転を上げるために、チルトを0度にする選手も多かった。
大注目の優勝戦でも引き続き安定板を使用し、周回短縮で行われることに。10R発売中のスタート特訓では、1本目が1236カド45で、2本目は1246カド35。前日から前付け宣言をしていた川崎智幸は、言葉通りに内をうかがう動きを見せていた。
しかし、スタート展示になると前付けの動きはなく枠なり3対3。コース取りで勝負するのではなく、シャフト以外の部品をすべて換えるという大整備を施して臨んだ。
その展示ではインの伯母芳恒がコンマ62と大きく立ち遅れるスリット隊形。怪しい雰囲気を醸し出していた。本番でも伯母はコンマ31と遅れてしまい、隣の小山勉とはスリットで約1艇身の差。それでも脅威のパワーで伸び返してみせたが、大事に回ろうとしたところを、3コースの大上卓人が全速ターン。このまくりが一気に決まり、バックで一人旅に持ち込んだ。
2番手追走は小山だったが、最終ターンで伯母が差して最後の直線で内伸びし、何とか2着に食い込むことには成功した。
勝った大上は昨年6月の福岡以来、通算3回目の優勝。浜名湖では初めての優勝となった。また、44号機は6度目の優出で初V。大上の活躍で2連対率を40%台に乗せ、次節行われるSGクラシックでも注目機の一つとして挙げられる。
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