ボートレース浜名湖

浜名湖

岡田憲行が危なげなく逃げ切りV!!

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「静岡朝日テレビサンライズカップ」は3日、優勝戦が行われた。好モーターが勢ぞろいした今シリーズは、62号機、1号機の高勝率機が順当に優出。1号機の岡田憲行が優勝戦1号艇、エース62号機の古川誠之は3号艇で登場した。両者で人気上位を形勢し、2号艇で初優勝を狙う白神優、5号艇の格上・鈴木博が穴人気。4号艇の鋤柄貴俊、6号艇の井内将太郎も足の仕上がりはいいだけに、展開ひとつでチャンスありという、接戦ムードとなった。

進入は枠なり3対3。スリットでは偶数艇がコンマ10近辺と、奇数艇に対し1艇身前後のリード。鋤柄がカドから飛び出したかに見えたが、岡田がインから伸び返して1Mを先マイ。古川が鋤柄を制して先に握って回ったが、大外から井内が全速でまくり差した。

岡田はバックで抜け出し、早くも独走態勢。井内は2M全速で回り差し返しを狙った古川を2周1Mでも全速ターンで振り切り、2番手を確保。深追いの形で失速した古川を鈴木が差して3番手へ。しかし2周2Mで回ろうとするも舟が浮いてしまい、3周1Mは古川が鈴木を抑えて3着を奪取した。

予選3位ながら優勝戦1号艇を得た岡田が、3日連続でイン戦を制して頂点に立った。前検日から自他共に認める伸びは強力だったが、出足、回り足が伴わずに1Mの展開を捕らえられない場面が多々あった。3日目のイン戦では1Mでオーバーターンとなり、2M差し返しての辛勝だった。「出足がない」と表情に焦りが見られたが、ペラ調整を繰り返した結果「荻野(裕介)くんのアドバイスで叩いたら、出足、回り足が良くなってバランスが取れた。やっと不安を一掃したよ」と準優勝戦を制した後は安堵の表情を浮かべた。その準優も優勝戦も1MはSで劣勢になってもスリット後に伸び返し、1Mは他艇の差しもまくりも完封して危なげなく押し切った。機力完調に仕立て、逆転でポールポジションをゲットと流れを引き寄せた岡田がしっかりチャンスをものにした。

岡田は4月常滑、9月江戸川に続く今年3度目の優勝。今期もA1勝率をキープしており、今後の活躍に注目だ。2連単1-6は2820円で7番人気、3連単1-6-3は8940円で29番人気。