鋤柄貴俊がオール2連対で予選トップ通過！

「静岡朝日テレビ サンライズカップ」は3日間の予選が終了した。2日目終了時点で得点率トップだった鋤柄貴俊は、3日目6号艇で1回乗り。1Mで事故艇が出る波乱の展開を切り抜け、2Mは土屋昭を差して2着に浮上。自力で予選トップ通過を決めた。オール2連対の活躍に「全体に少しずついいし、上位でしょう」と足には満足。ただ、「ゾーンを外すと、足も乗り心地も外れてしまう」とやはり気象条件に応じた調整は必要だ。気候が大きく変化するなら、展示気配から注意を払いたい。

2位通過の鈴木博も4、5枠で2着2本と堅実な走りを披露。「何もしてない」と言いながらも足の上積みがはっきりとうかがえ、特に回ってからの行き足は仕上がっている印象。機技の総合面で安定感は今節トップといえる。

最後の準優勝戦1号艇を得たのは岡田憲行。ただ直線気配は他を大きくリードしているが、ターンで膨れる場面が多い。12Rのイン戦も2号艇の小宮淳史に差されてしまった。今垣光太郎が小宮に突進する形でターンしたため、差し返しての逆転に成功したが「伸び型で出足がない。(回転が)上がってるのか回ってないのか、分からなくなった」とペラを片手に首を傾げる。前半レースの後には、同期の胡本悟志とレースを振り返りながら足色を再確認。ペラ小屋にこもっていたが課題克服とはいえない状況で、準優日も懸命な作業が続きそうだ。