服部幸男が初日唯一の逃げでドリーム戦を制す！

「地区対抗第2戦！東海VS九州公営レーシングプレスアタック」が開幕。今節は低勝率機シリーズだけに早くも機力の差がはっきりと出て、なんと1号艇が11連敗となった。シード番組の4Rでは地元・大場敏が宇土泰就の差しに敗北。9Rの進入固定戦でも前節優勝機の沖島広和が差し伸びた石橋道友を2Mさばけず2着に敗れるなど、波乱が続出した。

12Rのドリーム戦で初めて1号艇が勝利。服部幸男が貫禄の逃走劇を披露してファンの期待に応えた。服部は初戦で永田郁弥に競り負け「合ってないね。(調整を)考える」とペラ小屋に直行。ドリーム戦を制した後は「悪くないね。前走(初戦)より良くなっていた」と成績も足も上昇した。このまま地元の総大将として、今シリーズを牽引する。

初日唯一の連勝を果たしたのは星野太郎だ。前節の優出機で今節の中でも高勝率を誇る52号を操り、まくり差しを連発。前検日は「自分好みの乗り味じゃない」と調整に着手。「前検の出足寄りからバランスが取れてきた。引き波を越える足がいいし、乗りやすい。あとは微調整ですね」と正解を出した。

30号機の鈴木孝之も2、3着と舟券に絡む活躍。記者の顔を見るなり「いいよね？」とニッコリ。「伸びはもう少し欲しい感じだけど、ターン周りが力強い。それに起こしてからもスムーズだったよ」と近況どおりの特長が出ている。「ゾーンが広いし、ペラやる必要もない。やっぱりエンジンいいわ」とピットに上がっても感触が忘れられないようだった。