吉川元浩、藤崎小百合がV戦1枠！

「男女W優勝戦 第12回森下仁丹杯争奪戦」は30日に準優が争われ、男女それぞれのファイナリストが決定した。

11Rで争われる男子の頂上決戦。予選トップ通過の吉川元浩が準優はインから圧勝し、ファイナルの1枠をゲットした。吉川は4日目よりは足を上積みさせているが、上位とは少し差がある。それでもインなら持ち味の豪快ターンで今年V5を決める確率はかなり高いと言えるか。

その吉川の最大のライバルは3枠・野添貴裕だろう。「足は男子の中では1番いいと思う」と笑顔。センターからまくり差しが角度よく入れば楽しみは広がる。2枠・上田龍星は地元初優出。足に不安はあるが、そこは自慢のスピードでカバーする。4枠・小西英輝の足は強烈。小西自身も「エンジンさまさまです」と。展開がはまれば突き抜けまであるか。5枠・長谷川充、6枠・生方厚成も2、3着なら。

12Rで争われる女子の頂上決戦。準優はいずれもイン逃げで決着し、その結果、予選トップ通過の藤崎小百合がファイナルの1枠をゲットした。14年9月常滑以来、約2年8ヶ月ぶりのVへ気合の逃げを見せるか。

その藤崎にとって大きな壁は2枠・寺田千恵だ。序盤は藤崎にパワーで負けていたが、準優ではきっちり仕上げてきており、逆転は当然ある。3枠・原田佑実の足もかなりいい。4枠・樋口由加里も当地戦には自信をもっており、警戒は必要。5枠・坂咲友理は結婚して公私とも充実。6枠・千葉真弥とともにデビュー初Vを目指す。

5日目は2本の万舟券が飛び出しており、最終日も荒れる要素は十分ある。決まり手別ではイン逃げが8本、まくり差し2本、まくり、抜きが1本ずつ。気になる最終日の天候は晴れのち曇りで、最高気温は29度の予報が出ている。