西島義則が巻き返しに成功！

「いい！直虎プロジェクト第1回井伊直虎カップ」は2日目が終了。後藤正宗は2コース差しで初日から無敗の3連勝をマークし、大場敏はこの日唯一の連勝を果たして地元勢が大活躍。後藤は伸び、大場は出足とそれぞれが異なる特長を武器にして主導権を握った。後藤は「ペラ(調整)が反応してるし、25号機の東(健介)さんに伸びられる感じもなかった。その25号機で走ったこともあるけど、最近の浜名湖では一番感触がいいです」と、快速モーターに匹敵するパワーに仕立てた。

大場は初日と同じく鋭いピット離れでインを確保。後半11Rは1号艇で楽に逃げ切ると思われたが、スタートで立ち遅れて2コースの山口裕太にまくられてしまう。それでも2Mでは渾身の差しを入れると、抜群の出足で一気に抜き去った。ピット離れと同じく出足はまさに「瞬間移動」といえるくらいの鋭さだ。「34号機は昨年11月の匠シリーズでも乗ったんだけど、その時はいいとは思えなかった。今の時期の自分の調整をしてピット出と出足は上位といえる。思い通りに仕上がっています」と笑顔を見せたが、「伸びは普通でいい人はいる。ボートレースは何が起きるか分からないし、しっかり調整とレースに集中する」と表情がキリリと引き締まった。

得点率3位は4戦オール2連対の宇佐見淳。49号機は以前に使用経験があり、「前回の方が行き足、伸びと良かった」と今回の手ごたえはイマイチ。初日から調整を続けていたが、「前回のようなパワーにはならないみたい」とトーンダウン。「でも、出足に伸びとバランスが取れて悪くないし、現状維持できれば」と軌道修正。「調整していってまたいいところが見つかればいい」と前向きだ。

初戦6着と苦戦を強いられた西島義則だが、ドリーム戦を含めて2、2、1着と巻き返し。2日目10Rでは3号艇からピット離れで飛び出しイン逃げに成功。持ち味を存分に発揮して、仕上がりは順調であることをアピールした。「大分いい感じになっている。特に行き足がいいね」と納得の表情。2日目を終えて得点率は7.25の11位。逆転優出を目指し、負けられない戦いが続く。