エース機・河上年昭にエースボート！

2日目は晴れ。初日に比べて湿度が下がり、重さを感じる選手は少なくなった。初日のドリーム戦で先行争いをした岡崎恭裕と峰竜太は、同じぐらいの足色だと感じていた。しかしコンディションが変わって、岡崎は「行き足が良さそうで、展示タイムも出てるから伸びも悪くない」と上々の雰囲気になったのに対し、峰は「自分だけ下がってました。エンジンぶっ壊したかも」と。実力では負けることのない峰だが、スタートも届いていない現状は明らかにピンチ。ベスト6を争う予選最終日、気を抜けない勝負駆けとなる。

気配で目立っているのはエース機の河上年昭、記念で坪井康晴が操った25号機の齋藤勇。河上にいたってはボート変更の抽選の結果、今節は予備ボートに入っていた最高勝率の25番をゲット。エース機、エースボートという敵なしの組み合わせとなった。本人の感触も「さらに良くなってる」とのこと。予選突破は厳しいが、最終日まで注目したい存在だ。

初日6着大敗からのスタートとなった伊藤誠二は、2日目1、2着と巻き返しに成功。早くもエンジンの特徴は把握した様子で「伸びは求めてもこない。出足関係はしっかりしてるから、そっちの方向で回転を合わせてあげたいね」と微調整。2日間で1、1、2着と好調な畔柳俊吾は乗り心地の不安が解消された様子。足も「ちょっと分がいい感じ」と水準以上はある。

地元総大将の金子良昭も1、1、3着と上々の運び。しかし「成績はいいけど、足はいい方じゃないよ」と。エンジンの底力は不足していそう。優出をかけた残り2走は外中枠となるだけに、足の上積みは欲しいところ。