ボートレース桐生

桐生

平田忠則がイン逃げで王道V!!

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強風が吹き荒れた今節を象徴するように、最終日も強い追い風が吹いて全レースで安定板が使用。優勝戦も周回展示1周、本番2周の措置が取られた。さて、優勝戦の1、2号艇はくしくも初日ドリーム戦と同様に平田忠則白石健の80期コンビが並んだ。DR戦は平田が逃げ切ったが、機力では圧倒的に白石が優勢。V王手をかけていた平田は戦前から「シラケン(白石)よりもSで先にいないと…。最低でも同体のS」と気合満々だった。

迎えた優勝戦、3対3の進入からスタートが切られ、平田は宣言通りにコンマ11の絶好のSを決め、1Mを先マイ。節一パワーを武器に差しを入れた白石を完全に封じて逃げ切り、通算63回目のVを決めた。これで平田は全24レース場のうち22場目の制覇。残りは戸田と常滑だけとなった。「レーサーにとって全場制覇するってことは苦手がないってこと。桐生も苦手でしたが、勝てば克服できますから」と優勝戦の前日から強くVを意識していただけあり、その気持ちがSに現れていた。

なお、次節は関東地区選手権だが、注目は優勝した平田のエンジンではなく、節一を誇った白石の「33号機」。今節も出足、伸びともに抜群だっただけに、来節も「33」を忘れることなかれ。