北川潤二のV逃げが濃厚！

4連勝で予選最終日を迎えた北川潤二＆44号機。3節前の村上純に続く完全優勝も期待されたが、5Rの4カド戦はダッシュ乗せるも伸び切れず4着敗退。完全優勝の目は潰えた。しかしボート交換後に迎えた後半9Rでは、大外からコンマ12のスタートを決めて一気のまくり勝ち。優勝戦の1枠はきっちりゲットした。北川が勝てば、44号機は脅威の4連続優勝。5ヶ月あまりで7Vの恐ろしい成績となる。

西田靖と仲口博崇が優出を果たした分、少々進入が難しくなった。イン北川は「P出でやられない限りは、深くてもインを譲る気はない」と明言。ただ、その西田は11Rは「ギヤやったらターン足凄かったし、P出も飛んだね。優勝戦も飛べば、もちろん取りに行くよ」と。仲口も「大外は自分的にはないつもり」と断言。

優勝戦は146カド235が順当な進入予想だが、西田のイン取りや、強気に構えている吉永則雄が頑強に抵抗するという可能性もありそう。西田は本番でバチッとP離れを決めるシーンが多いので、仮にスタート展示で2・3コースに妥協していても注意が必要だ。西田以外はある程度S展示を参考にしたい。

パワー面を考えれば北川圧勝の可能性は高いが、意地でインを主張するとやはり元々がイン選手ではない北川はSの不安がよぎる。むしろ勝ちにこだわって楽な2コースを選択した方が勝率はアップしそう。打越晶は「コースは全然主張する気ない」と柔軟な構え。一番楽なセンター、もしくはカド取りに気をやっているはず。直線系と立ち上がりの足は強く、好位なら一撃に妙味あり。

吉永も直線系の機力アップは確か。旋回の巧妙さもあり、まくり差しは穴党の注目の的。西田が2コースにつけた場合は、3日目の回り足があれば、展開もつれの条件でVなしとは言えない。山崎義明はコースの頑張りも鍵で、現状の足ではあっても2、3着が一杯か。仲口は行き足を作ってきただけに前付けで北川の筋位置を押さえれば面白いが、それでも2、3着までだろう。