
浜名湖
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5日目は準優勝戦が行われ、ベスト6が出そろった。10Rは黒崎竜也がイン逃げに成功したが、バックストレッチでは2コースから差した大澤大夢がグイグイと伸びて、あわや逆転かと思わせた。
今節は出足、回り足を武器にスピード戦を展開している黒崎だが、「このエンジンは伸びがつかないでしょ。どうやっても(上位との)差が縮まらない。(準優も)バックで大澤大夢との足は違いすぎた」と伸び不足に悩む。優勝戦は3号艇で「その枠でこの伸びは寒い。ペラと外周りを試して、ダッシュに引っ掛けられるようにしたい」と最終日も調整に専念だ。大澤は「変わらず伸びはトップ級です」とパワーを維持。「ダッシュの方がパンチがあるし、スタートは見えているので一撃を狙います」と豪快なレースで一発を狙う。
11Rは25号機の橋本年光がインから危なげなく逃走。2着は接戦となり、1Mつけ回った服部幸男が差し伸びてきた宮崎奨を2Mで差しさばいて、地元格上の意地を見せた。
橋本は「全部の足がいいし、トップクラスです」と初日から足に自信を持っている。今節5日目までのスタート平均タイミングはコンマ15で、「勘と合っていますね」とスタートの不安はない。服部は低調機の調整に試行錯誤の毎日。ペラは1走ごとに調整を繰り返し、4日目には本体整備も施した。優勝戦に駒を進めたが、「ギリギリ、いっぱいいっぱいの2着。競ると良くないね」と足には納得していない。「(最終日は)時間があるし、足をなんとかしないとね」と懸命の調整が続く。
12Rは予選トップの間嶋仁志がイン速攻を決めて難なく逃走。谷本幸司が最内を差し伸びたが、田路朋史が2M全速ターンで逆転、2着に入線した。
間嶋は今節9戦7勝と圧倒的な強さを見せて、優勝戦も1号艇。「ちょっと伸び型で出足も悪くない。乗り心地も(5日目は)悪くなかったです」と仕上がりは上々。一方の田路は前節優勝機の力を発揮したものの、「全体に足落ちしています。良かった行き足がなくなっていました」とトーンダウン。「全体に底上げしたいし、本体やることも考えています」と、整備も視野に入れている。
優勝戦は間嶋、大澤、橋本、田路の機力4強に、服部、黒崎の巧腕2艇が激突。白熱のレースが展開されそうだ。
エンジンパワーランキング
【超抜】
間嶋仁志、橋本年光、大澤大夢
【上位】
山根大樹
【中堅】
矢崎誠一、竹村祥司、河合三弘、黒崎竜也、沖島広和、小林晋、郷原章平、渥美卓郎、田路朋史
【中堅】
高橋二朗、大井崇夫、野中義生、服部幸男、谷本幸司、松下潤、林美憲、樋口亮、和田敏彦、蜷川哲平、林恵祐、松本博昭、村上功祐、吉永浩則、榎幸司、伴将典、宮崎奨、木下大將、楠原正剛、江崎一雄、齋藤竜次
【下位】
篠原俊夫、信濃由行、高濱芳久、川村正輝、松田隆司、染川直哉、武藤直志
【ワースト】
藤生雄人
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