高橋悠花が大外まくりで今年初勝利！

ヴィーナスシリーズ第1戦 日本トーター杯アタック2日目は、曇り空ながらも湿気が取れてコンディションは良好。風向きが初日の南から北寄りに変わり、スタートの良し悪しが結果に直結する格好に。スロー勢のスタート遅れに乗じてダッシュ勢が大いに活躍した一日でもあった。

1Rでは高橋悠花が大外まくりで今年初勝利。今節は師匠の樋口由加里と同時斡旋で「樋口さんの形にならって調整したら、ターン回りが良くなってるし、伸びも悪くなかったです」と新ペラの調整もバッチリ。後半7Rは1Mで差し場を阻まれ6着に敗れたが、直線の気配は展示から強めに見えており、穴党はぜひ注目していただきたい。

師匠の樋口は1、2着とリズムアップ。こちらもペラ調整が当たって「重さが取れて全体に良くなってます」と笑顔を見せた。ドリーム戦を快勝の魚谷香織は2日目も2、1着と好走。良かった伸びに出足もついて、着実にパワーアップしている。

対して平山智加は強力だったピット離れが影を潜め、3、6枠での2走とも枠なり発進。「さすがに調整しました。ペラ叩いてギアを広げたら、ピット離れは初日の方がいいですね」と本人も実感。「調整したのも伸びは欲しいんですよ。出足はいいままだけど、上位の人はいますからね」と首を傾げる。その上位とは魚谷のこと。「バランス良く仕上げたいですね」と今後もペラ調整を続行する構えだ。

地元勢では山下友貴がオール連対で得点率トップに立ち、豊田結はパワフルな走りで初日から1、3、3着と好走を続ける。リズムはいい山下だが、機力を問えば「普通ですよ」とそっけない。「ターン回りでいい人がいるし、そこが欲しいです」と現状に満足せず、上積みを求めていく。一方の豊田は「回ってからの押しがいいし、タイムも人並みに出てる。エンジンのおかげですよ」と笑顔が絶えなかった。

エンジンパワーランキング
【超抜】
魚谷香織
【上位】
平山智加、豊田結
【中堅】
大澤真菜、山下友貴、樋口由加里、篠木亜衣花、高田ひかる、中村桃佳、高橋悠花
【中堅】
野田祥子、廣中智紗衣、西坂香松、長嶋万記、鈴木成美、喜多那由夏、平田さやか、加藤綾、西村美智子、木村沙友希、白石佳江、原田佑実、川野芽唯、矢野真梨菜、守屋美穂、坂咲友理、中澤宏奈、渡邉優美、森世里、伊藤玲奈、小池礼乃、野田部宏子、千葉真弥
【下位】
金田幸子、菅野はやか、古川舞、真子奈津実、坂口愛、米井里実、小野真歩、勝又桜、森田太陽、出口舞有子