向後龍一が伸びに手応え！

「ミニボートピア富士おやま1周年記念」が30日に開幕する。地元の堤昇をはじめ、平石和男、山本隆幸、山本寛久、金子龍介、高濱芳久らA1レーサーが11名もエントリー。激しいV争いとなりそうだ。

今節でモーターは使い納め。前節に深谷知博が超抜に仕立て優勝した38号機は、向後龍一が手にした。「すごく伸びました。スタートさえ気をつければ使える伸びですよ」と、前検から額面通りの手ごたえ。並み居る強豪を快速機の力で撃破するか、初戦から注目だ。

A1勢では平石が好パワーの22号機をゲット。「足合わせは1人（石田豪）としかしてないけど、強めでした。何もしなくてもレースできそうだし、いいエンジンの雰囲気があったね」とにっこり。浜名湖は昨年8月以来となるが、その時はエンジンを節一に仕上げて優勝。今回も好抽選で当地連覇の期待が高まる。

ドリーム組では堤と山本寛が近況の好調機を得た。堤は「乗った感じも含めて数字以上あるし、まあまあでした。あとは自分の調整が合ってくれるかですね」。山本寛は「パンチに欠けるかなって感じはしたけど、バランスが取れていいですね」と。その56号機は出足、回り足が強力。記者が特長を伝えると「言われてみれば、そんな感じですね。特長を活かした調整をしていきたい」と納得していた。

最高勝率の25号機は、新人の中村泰平が手にした。「数字ほどはないけど、回り足は悪くない感じ。展開を突きたいです」と。前走地の常滑では水神祭を挙げるなどセンスの良さを見せているだけに、侮れない存在だ。

エンジンパワーランキング
【上位】
平石和男、向後龍一、中村泰平
【中堅】
堤昇、今泉和則、山本寛久、待鳥雄紀
【中堅】
水上浩充、三品隆浩、池上裕次、石田豪、齋藤勇、塚本太二郎、武田正紀、萩原善行、大橋庸志、橋本健造、中村真、鈴木賢一、高濱芳久、岡本猛、江野澤秀明、豊田光紀、金子龍介、稲毛正剛、山本隆幸、永井源、梶野学志、市川美宏、松田祐季、黄金井力良、抹香雄三、楠原正剛、高倉孝太、花井潤、渡邊裕貴、伏見俊介、中島浩喜、岩田優一
【下位】
山一鉄也、藤生雄人、小羽正作、松本博昭、森作広大
【ワースト】
小宮淳史