ボートレース浜名湖

浜名湖

松下一也が機力の上積みに成功!

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2日目は朝から向かい風が吹いて、まくりの決まり手が4本出るなど、波乱の決着も多かった。浅見昌克佐藤旭の連勝は止まったが、2日目は松下一也と打越晶がピンピン。松下は鋭い舟足で、前半3Rはカドから一気まくり。後半12Rはカドからトップスタートも、内の小林遼太が伸び返してきたのを見て差しにチェンジ。バックストレッチでは小林よりも伸びて2M先マイと、余裕あるレース運びを披露した。初日はターン回りに違和感を訴えていたが、「初日は(前操者の鈴木)峻佑の形のまま行ったんで、2日目はペラを自分の形にしました。ターン回りは良くなっていたし、気になる所はなくなりました」と調整が大正解。「峻佑はターン回りが良かったらしいけど、僕は直線が欲しいですからね。もちろん、行き足から伸びもしっかりしていますよ」と仕上がりは万全。もはや節一の足といってもいい。

打越はまくりと逃げで連勝。「初日は12R1回乗りだったから、じっくりペラを調整。ドリーム戦でも下がらないどころか、むしろ出て行く感じがしていたんでね。2日目もこのまま行ってみました。伸び型だけど、かかりがいいんですよ」と、前半レース後はペラをモーターから外すことなくのんびり過ごしていた。後半は1Mの舟の返りに、バックに向いてからの足と強力。得点率3位とリズムアップに成功だ。

直線なら小林も負けていない。12Rの展示タイムはトップ。実戦でも松下に伸び返していたように、トップクラスの脚力だ。「比較は分からないけど、上の方にはいます」と手応えを掴んでおり、今年初の優出を目指して勝負駆けに挑む。

浅見は進入固定戦の2枠で、中島浩喜の逃走を許しての2着。「中島さんの行き足も良かったけど、僕のは出足関係がいいですね」と特長を示唆。「ピット離れがいいから、今節は全部インを取ってやろうと思ったけど、固定戦ではね」と苦笑い。それでも出足だけではなく、行き足から伸びの気配もいいだけに、優勝戦1号艇ゲットのチャンスだ。

佐藤は4、3着と崩れたが、「変わらず行きたい所に行けるし、展開を突ける足ですね」とパワーダウンではないことをアピール。一転して勝負駆けとなったが、地元水面で躍動するシーンが見られそうだ。

優出勝負の選手からは、安田政彦に注目。2日目を終えて得点率8位タイだが、「ペラを自分の形にして手前をこさせられたし、今はバランスが取れていい状態ですよ」と調整がうまくいっている。「ピット離れも劣勢だったけど、調整の仕方が分かってきた」なら、持ち味を存分に発揮しよう。

なお、桐本康臣は負傷のため帰郷となった。

エンジンパワーランキング
【上位
浅見昌克、松下一也、小林遼太
【中堅
西山昇一、打越晶、吉田徳夫、安田政彦、花田和明、安東将、後藤正宗、芦澤望、佐藤旭、矢野真梨菜、寺島吉彦、伊藤玲奈
【中堅
中島浩喜、森弘行、山田竜一、水長照雄、原田智和、塩崎優司、松田憲幸、森貴洋、深澤勉、内田圭、山崎哲司、高橋正男、田路朋史、高山智至、永嶋裕一、金子賢志、中田友也、出口舞有子、中村桃佳
【下位
黒田誠司、山本修次、伊藤雄二、池田浩美、幸野史明、土屋実沙希、池田奈津美、渥美卓郎