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次節にSGボートレースダービーを控える今シリーズ。好エンジンを大放出しており、動きを見るチャンスでもある。前検日はホーム緩やかな追い風。気持ちのいい秋晴れの中行われた。エース25号機を引いたのが大塚信行で、好素性の38号機は庄司樹良々と伏兵の手に渡った。大塚は「50%ほどじゃない」と悪くはないが、良くもないといった感触。庄司は「乗り心地が好きな感じじゃない」と。ともにペラを叩く様子だったが、果たしてどういった気配になるのか。
主力どころでは「出足の食いつきが良くて、行き足も良かったです」と川上剛が好感触。初日ドリーム戦は5枠と知ると「5コースからでも全然遠くないですよ」と自信を見せた。そのドリーム戦、1枠で登場は吉田俊彦。奇遇にも7月に扱った66号機を再び手にした。しかし「印象にない」と微妙な返答。現状2連対率が40%を超えるエンジンだが「どうかなって感じ。普通です」と感触も微妙だった。しかし吉田が燃える要素はある。前検日の段階で今期勝率は6.33。期末まで1ヶ月を切り「勝率を上げないといけないし、全部の足を良くしたい」とA1キープへ気合は十分だ。
天野晶夫は前回の当地で優勝戦3着。完全Vがかかっていたが、最後に西島義則にインを奪われてしまったのは記憶に新しい。今節は実績のある24号機をゲット。「下がるし、ピット離れも良くない」と感触は最悪だったが、このエンジンは初おろしから絶好調で、一時期はエース機との呼び声もあった。夏場からは抜群に噴くことは少なくなったが、涼しくなってきたこの時期に息を吹き返してもおかしくない。幸い、初日は12R1回乗りと時間はたっぷりある。「全部直していきたい」と調整力に注目。
他では三嶌誠司、野添貴裕、大庭元明がドリーム戦に登場する。この中では三嶌に高勝率機。「乗り心地が違っていた」と調整は必要そうだが「このエンジンはレース足タイプだと思う」と雰囲気は掴んでおり、ペラ調整の方向性もしっかりしてそう。
ドリーム組以外では浅見昌克が「足合わせで分がいい」と好感触で、荒井輝年も「58キロで乗っても悪くなかった」とまずまず。地元の中心的存在となる今坂晃広も「いいエンジンが引けてホッとした。感触も悪くなかったですよ」と。実力者の動向からも目が離せない。
エンジンパワーランキング
【上位】
大塚信行、浅見昌克、川上剛、庄司樹良々
【中堅】
小野信樹、三嶌誠司、天野晶夫、荒井輝年、今坂晃広、吉田俊彦、伴将典、土山卓也、磯部誠、前出達吉、三浦裕貴
【中堅】
野田貴博、野添貴裕、川添英正、森下勇、大庭元明、江本真治、松尾基成、本部真吾、鈴木孝之、寺嶋雄、杢野誓良、小野寺智洋、越智照浩、飯島誠、松井賢治、入澤友治、向後龍一、市川美宏、鹿島敏弘、平田健之佑、上條嘉嗣、東口晃、権藤俊光、彦坂真太郎
【下位】
三谷征伸、白井弘文、小川知行、鈴木茂高、中島真二、横家翔一、寺島吉彦
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