浜名湖
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天野晶夫が完全Vに王手!
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天野晶夫は3日目も連勝。これで初日から無傷の5連勝とし、16日は完全制覇を懸けた優勝戦となる。本来なら相手探しのファイナルとなってもおかしくないのだが、今回は一筋縄ではいかなそうなメンバー構成となった。天野自身の足もいい部類なのだが、今節は超抜が2人。西島義則と長溝一生だ。この2人は行き足から伸びを軸とした仕上がりで、3日目11Rでの対戦を見る限りほぼ互角。対戦した選手からは「あの2人は次元が違う」との見解も。本人たちも感触は良くて、長溝は「これはエース級のエンジンだと思う。音からすごくいいね」と納得。西島は「チルト0で合わせてる分、行き足から伸びがいい」といつもとは違う仕上がりでも手を加える様子はない。
2日目以降は番組にも恵まれた感じのある天野は「自分の足は上位ではないと思う。周りにもそう言われたし、優勝戦に入ったら普通ですよ」と。さらに西島のコース取りに対しても「ピット離れだけはしっかりさせたいけど、課題の多い優勝戦ですね」と楽には勝てそうにないムードだった。
この3人に対し、外枠の角谷健吾、中嶋誠一郎、佐竹恒彦は楽観的? 中嶋と佐竹は早々に「展開を突きたい」と他力勝負を明言。角谷も「今節はリズムも悪かったし、優出できるとは思わなかった」と、ベスト6入りだけでホッとしていた。ただ、コース取りのもつれや、長溝がまくった場合など、差し場ができる可能性は十分なだけに、優勝の可能性は誰にでもある。面白い戦いが見られそうだ。
さて、優勝戦には乗れなかったが、パワーでは長溝、西島に匹敵するであろう選手がいる。前田光昭だ。3日目7Rではスタート展示での気配が抜群すぎて、ひとつ内にいた高野心吾が「終わった、と思ってました」とこぼしたほど。レースでは前田がスタートで放ったため威力を発揮できなかったが、「行き足から伸びへの繋がりがもう一丁良くなってたから、もうこれで十分。これを生かし切れてないのは歯がゆいから、最後ぐらいはね」と残り2走に気合を入れ直していた。
また、1Rでは新人の三浦裕貴がデビュー初1着。兄の敬太はデビュー戦での勝利だったが、こちらも11走目と比較的早い水神祭となった。今後も注目したいひとりだ。
エンジンパワーランキング
【上位】
西島義則、天野晶夫、前田光昭、長溝一生、牧原崇
【中堅】
中辻博訓、中嶋誠一郎、佐竹恒彦、折下寛法、永田義紘、大谷健太、大塚信行、中村辰也、吉本玲緒、栩本佑介、山谷央、吉川昭男
【中堅】
鈴木幸夫、片山友多加、星野政彦、上田隆章、角谷健吾、金子貴志、松下哲也、服部剛、高野心吾、角山雄哉、三浦裕貴、横家翔一、小林一樹、松本勝也、松下一也、大古場貴、高田謙一
【厳しそう】
富永茂、大塚浩二、村上祐次、大澤大夢、後藤麦、梅木敬太、竹上真司、福田理、南部圭史