ボートレース琵琶湖

琵琶湖

前本泰和が隙のない速攻戦で今年3度目のV!!

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「近江牛カップ」の優勝戦は、明日にも台風接近との予報はあったものの、向かい風2mと比較的穏やかな水面コンディションで行われた。5日目の準優勝戦では人気の1枠トリオが2、2、4着と1勝も挙げられないという波乱の連続となったが、優勝戦は好枠1号艇の前本泰和が隙のないイン速攻で後続を断ち、前節の地元宮島戦に続き2場所連続、今年に入り3度目の優勝を飾った。

レースは予想どおり5枠の山室展弘がスタート展示同様に前付けに出てスローの3コースとなり、その他は枠なりで125カド346の3対3の隊形で進入開始。スリットでは大外の地元・丸野一樹がコンマ11のトップスタート、次いで5コースの佐々木和伸とアウト勢が早いスタートを放つも、内4艇はほぼ横一線でインの前本が先制ターン。2コースの山田哲也は差しハンドル、3コースの山室が握って出るがこれは届かず、5コースの佐々木がその後ろ、カド4コースの森秋光のまくり差しはさらに遅れ、大外から最内を差し込んだ丸野が角度よく山室に並ぶ勢い。バックの隊列は前本-山田-山室。すぐ後ろに丸野、佐々木と続く。1Mに続き2Mも先制した前本は早くも独走態勢を築き、2番手の山田も安全圏。そして3番手で旋回した山室が先行艇の引き波に足をとられ、全速外マイの丸野がこれを追い越し3番手に浮上。その後は山室が執拗に丸野を攻め立てるが最後まで丸野がポジションを死守し3位入線。3連単は1-2-6で2270円(7番人気)という結果に。

圧倒的人気に応えた前本の強さが際立った優勝戦だったが、予選18位で準優戦にすべり込み、準優は大外から2着として地元水面で嬉しいデビュー初の優勝戦に駒を進めた丸野が、その晴れ舞台でも大外からトップスタートを決めて見せ場を作り、格上の山室に競り勝って3位入線を果たす活躍を見せてスタンドに駆けつけた地元ファンを喜ばせた。