大橋純一郎が逆転首位へ意欲!

「日本モーターボート選手会会長杯」は2日目を終了。天候が回復して回転が上がったことで、エンジンパワーの上昇をアピールする動きも散見された。岸本隆と都築正治の連勝は止まったものの、岸本は伸び、都築は回り足と変わらず特長を維持している。

唯一のオール2連対として、得点率トップに立ったのは高濱芳久だ。「かかりがいい」とターン回りの良さを示唆するものの、「出足が物足りない。いいエンジンの人を相手に差しに回ったら、届かないと思う」と調整に余念がない。高濱を僅差で追う地元の大橋純一郎は着実にパワーアップ。「イメージどおりのレースができたし、ターン回りがしっかりしている。伸びも悪くないです」と、逆転トップ通過へ意欲を燃やす。

一方、野澤大二を抑えてカドまくりを決めた渡邉優美に笑顔はなし。「スタート勝ちです。行き足が良くないし、そんなにいいとは…」と不満を漏らす。前節は高田綾が回り足は節一といわれていた38号機だが、渡邉優にとっては相性は良くないのかもしれない。

ベテラン勢では川名稔が元気な走りを披露。「伸びがいいですね。スリットから伸びていく感じがあるし、回ってからの足もいい」と、バランスの取れた仕上がりとなっている。

一方、地元の鈴木峻佑は「回転を上げていったらキャビった。失敗ですね。ペラを元に戻します」と。高勝率機ながらも、調整に正解は出ていないようだ。

エンジンパワーランキング
【上位】
藤山翔大、秦英悟、川名稔
【中堅】
高濱芳久、木山和幸、都築正治、岸本隆、中島真二、下河雅史、谷津幸宏、倉持莉々、野澤大二、吉田健太郎、渡邉優美、滝沢芳行
【中堅】
山口裕二、間嶋仁志、中島浩哉、岡谷健吾、矢橋成介、大石和彦、大橋純一郎、香月大介、高山秀雄、別府正幸
【ちょっと不満】
浅野由将、犬童千秋、五反田忍
【厳しそう】
中谷朋子、納富一樹