選抜戦は山田哲也が敗れ4万舟決着に

航行船の通過は多かったものの、水面的には上々のコンディションの中でのレースとなった開催初日。内枠勢が活躍し本命サイドの決着が多かったが、万舟券も3本飛び出すなど本命か大穴、両極端な配当が目立った1日に。

絶好枠の山田哲也が人気を集めた初日メーンの江戸川選抜戦、レースは2、3コースがSで立ち遅れてカドから宮地元輝が山田に襲いかかる形。山田が伸び返して抵抗を試みたが宮地の引き波に沈み、その宮地も1Mは流れる形。2コースからクルリと回った吉田一郎が抜け出し、まくり差しのハンドルを入れた市橋卓士が2着。3着には宮地に道中で競り勝った高沖健太が入り3連単は4万円台の大穴決着となった。ただ、敗れた山田も含め、天野晶夫以外は総じて実力を発揮できそうな雰囲気で2日目以降の走りが楽しみに。

また選抜組以外では中澤和志が軽快な伸びを見せて初日1回走りをきっちり白星。池上裕次も伸び足は光り初日は1、2着発進と上々の滑り出しを見せた。一方で、同じく2連対発進とした大谷直弘や坂元浩仁はそれぞれ舟足には不満顔。外枠からの戦いが待つ2日目が今後に向けての試金石となりそうだ。

エンジンパワーランキング
【上位】
中澤和志、山田哲也
【中堅】
柾田敏行、池上裕次、谷本幸司、高沖健太、市橋卓士、梶原正、佐竹友樹、渋谷明憲、市川猛、宮本夏樹、池田雄祐、井内将太郎
【中堅】
吉田一郎、阪本聖秀、乙津康志、松下潤、中島浩喜、小羽正作、里岡右貴、井上大輔、海老澤泰行、村越篤、大谷直弘、川崎公靖、宮地元輝、神田達也、渡邉雄朗、マイケル田代、春園功太、中山将
【中堅】
天野晶夫、矢崎誠一、今出晋二、新鶴田文広、倉尾大介、幸田智裕、吉田宗弘、沼田克彦、柴田大輔、大橋純一郎、下河雅史、坂元浩仁
【下位】
三好勇人、伏島祐介