桐生
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金子賢志が自身初の完全V達成!!
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「第9回競艇タイムス杯」は19日、第12Rで優勝戦が行われた。豪華シリーズを象徴するように、濱野谷憲吾、吉川元浩、桐生順平といったそうそうたるメンバーが優勝戦に勢揃い。そんな強者を従えて1号艇で登場したのが地元ホープ・金子賢志だ。予選、準優と6連勝を飾り、パーフェクトVに王手をかけてファイナルを迎えた。
進入はピット離れで遅れた4号艇・柳橋宏紀が6コースに出て、123カド564の並び。Sは6艇がほぼ揃い、イン金子はコンマ17で2番目のS。向かい風3メートルで水面も荒れていない。こうなれば金子の独壇場だ。2号艇・吉川の差し、3号艇・濱野谷のまくり差し、そして最内を切り込んできた5号艇・桐生という「記念レーサートリオ」の猛攻を完璧に封じて先マイ。そのまま危なげなく逃げ切って自身初の完全優勝を達成した。2着に桐生、3着に吉川が入線し、2連単580円、3連単1410円という人気決着で幕を閉じた。
今シリーズは初日が強風のため途中打ち切り(第2R以降中止)。初日唯一、成立していたレースで白星を挙げていたのが金子だった。そこから怒涛の連勝街道を築き、最終的には7戦7勝のパーフェクト。通算5回目の優勝は忘れられないメモリアルVとなった。
地元戦にめっぽう強い金子は今年1月の正月開催も優勝しており、これで当地2節連続V。同節では地元の先輩レーサー毒島誠が完全Vに王手をかけた状況で優勝戦フライング。その時に「恵まれ」で優勝したのが金子だった。この完全Vは何か因縁めいたものを感じる。
なにはともあれ、地元期待の24歳が並み居る強豪レーサーを押しのけて頂点に立ったのは、群馬支部としては大きな財産であろう。