V戦はコース取りから注目!

「東京中日スポーツ賞」。予選3日間を終え、得点率トップで並んだ飯山泰と中岡正彦。この両者が11Rで直接対決。インを利して先制を狙った飯山はスタート失敗で3着。中岡が2着で結局優勝戦の1号艇は中岡の手に渡った。飯山は「優勝戦の1号艇に乗ってくれっていう番組だったんですけど、失敗しちゃいましたね…」で、惜しくも2号艇でのV戦登場となった。格上断然の田中信一郎は勝負駆けに失敗して予選敗退。最終日を連勝で決めた佐口達也がジャンプアップして3号艇で進出。最後のイスは森竜也が滑り込んで6号艇。

この森が6号艇に乗ってきたことで、レースはもつれる可能性が出てきた。森は飯山、中岡の直接対決だった11R6号艇で前付けを敢行。地元飯山のイン戦で前付けに動いたなら、V戦も動きそう。心情的には地元地区ではない中岡のインなら動きやすいはずで「お伺いは立てるよ」とニヤリ。ところが5号艇の石田章央が「絶対入れたくない」で徹底抗戦の構え。スローになっても5コースは死守の構えを見せる。全員がつっぱればオールスローの枠なりに。こうなると俄然流れは中岡に向く。「不安要素はないしスタートは自信を持ってる」ときっぱり。イン戦も強いだけに押し切り濃厚か…。

もし森が動けた場合は162345という並びになりそう。こうなると飯山にもチャンスは少し出てくる。飯山は「黙って2コースだと難しいから進入がもつれてくれればね…」と。3コースなら角度良く攻められるだけに確率は少し上がる。優勝戦の機力比較は中岡、石田がトップで飯山がその下。星野太郎、佐口、森という順番。

エンジンパワーランキング
【上位】
飯山泰、澤大介、萩原善行、中岡正彦、星野太郎、石田章央
【中堅】
川上聡介、大谷直弘、若女井正、松下知幸、松本浩貴、小黒竜吾、田中信一郎、中林秀人、木下大將、高柳成聡、浦上拓也、寳田亮治、入澤友治、佐口達也、井上大輔、森竜也
【中堅】
佐々木英樹、片山竜輔、山来和人、奥平拓也、先山健司、川下晃司、永嶋裕一、永井彪也、西村豪洋、佐川正道、木幡純也、小島寿人、吉村茂樹、渡邊哲也、金子勝利、嶋義信
【下位】
福島勇樹、宮下元胤、小玉種生、加藤啓太