桐生
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賞金女王の「前哨戦」女子準優で大波乱!
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男女別に2個レースずつ行われた5日目の準優戦。風は追い風2メートル以下で、前日まで装着されていた安定板が外されての競走となった。
まず男子は予選トップの平尾崇典が10Rで逃げ圧倒。SGウイナーにして今節の断然主役が戦前の予想通りポールポジションを獲得した。8Rで逃げた地元・藤生雄人が2号艇。しかしながら、男子優出メンバーでは内枠両者よりもセンターに構える白水勝也、吉村正明が強力な足。平尾の逃げは堅そうだが、2着争いは激戦を極めそうだ。
一方、女子準優戦も見どころ満載だった。第1ラウンドの9Rは5号艇の岸恵子がピット離れで前付けの4コース。3号艇・池田浩美が握ってできた間隙に技ありのまくり差しで優出一番乗りを果たした。必勝を期したインの地元・松本晶恵は逃げられなかったものの2着。3着には大瀧明日香が入線し、この3者がひとまず優出を決めた。
そしてこの日のハイライトは何と言っても女子準優第2ラウンドの11R。絶好枠に寺田千恵、2号艇に三浦永理、6号艇に高橋淳美。年末の大舞台・賞金女王に出場する3者が顔を合わせた。インの寺田がコンマ18のSを決めて先マイ態勢と思われたが、なんと三浦は同体気味のSからまさかのツケマイ。当然、抵抗して回る寺田はターンが流れ、二番差しを入れた4号艇・福島陽子が突き抜けた。一番差しで追走する永井聖美が2着、なんとか立て直した寺田が3着。2連単9510円、3連単2万7880円という超高配当となった。
優勝戦メンバーでは寺田、福島、松本の行き足から伸びが強力。さらに岸もレース足が光っていて激戦ムードが漂う。
ところで、レース後の三浦に「なぜツケマイにいった?」と問うと、「ああいうのも見せておかないと」と返答。すでに賞金女王への駆け引き始まっている。そう強く思わせるワンシーンであった。
エンジンパワーランキング
【トップ級】
白水勝也、福島陽子、寺田千恵
【上位】
平尾崇典、小澤和也、吉村正明、岸恵子、松本晶恵、下出卓矢、萩原篤、関道
【中上級】
吉川喜継、長谷川巌、金子建二、三浦永理、永井聖美、廣中智紗衣、渡邉千晴、高橋淳美
【中堅】
藤生雄人、大瀧明日香、小畑実成、宮迫暢彦、小松卓司、小澤学、田中堅、久保田美紀、池田浩美、水口由紀、今井裕梨、喜多那由夏
【中下級】
折下寛法、土方卓也、松堂留美
【下位】
村田敦、山下友貴